インプラントのよくあるご質問

インプラントは磁石に反応しないため、MRIやＣＴの検査を受けていただいても問題ありません。

全身の状態に問題がなければ、80歳の方であってもインプラント治療をお受けいただけます。下限は一般的にあごの骨が完成する18歳くらいから。15～17歳の方でも、お口の状況によってはインプラント治療を行うことも可能です。

ただし、お口の清掃が十分でない方、重度の全身疾患（重度の糖尿病、心疾患、腎疾患、肝疾患、喘息、高血圧）のある方、妊娠中の方などは手術を行えない場合があります。

骨の状態にもよりますが、インプラントを６本以上入れることで、固定式のブリッジにすることが可能です。

また、インプラントを２～３本入れて着脱式の入れ歯にすることもできます。この入れ歯は従来の総入れ歯と異なり、食事や会話で動いてしまうことはありません。しっかり骨と固定されますので、快適に使用していただけます。

１本355,000円（税別）です。

３ヶ月ごとの定期検診に来られている方を対象として、インプラント本体には５年間の無料保証制度を設けています。また、インプラントの上部構造（被せ物）には２年の無料保証と、３～５年は50％当院負担の保証制度を設けています。

インプラントの成功のためには、インプラントが骨としっかり結合していることが重要です。インプラントと骨が結合するための期間として、下あごの場合は３ヶ月、上あごの場合は６ヶ月お待ちいただいてから被せ物を作る作業に入ります。そのため、全体にかかる期間は４～７ヶ月程度になるとお考えください。

インプラント学会のデータでは、10年間のインプラント生存率は90％以上と言われています。ただし、インプラントが長持ちするかどうかは２つのことに大きく左右されます。

ひとつは、お口の噛み合わせです。インプラントは丈夫にできていますが、別の歯が抜けたり、グラついたりすれば、インプラントに過大な負荷が生じ、寿命が短くなります。

もうひとつは、お口の中の汚れです。インプラントは虫歯になりませんが、お口の中に汚れが残っているとインプラント周囲炎にかかることも。インプラント周囲炎は歯ぐきやあごの骨にトラブルを引き起こし、最悪の場合はインプラントが抜け落ちてしまうこともあります。

インプラント治療を行った後にお口の健康を保つには、日頃のセルフケアや噛み合わせチェックが欠かせません。セルフケアだけでは管理が難しい部分は、私たちがお手伝いさせていただきますので、患者さまには定期的なメインテナンスの受診をお願いしています。

入れ歯をお作りし、治療期間中の機能と見た目を回復します。すでに入れ歯をお持ちの方であれば、お口の状態に合わせてお持ちの入れ歯を改造することも可能です。

ただし、１回目の手術後は１日～１週間程度、傷口を守るために入れ歯の使用を控えていただく場合もあります。